こんにちは。よしです。
前回、前々回とリズム練習には欠かせない
「クリック」についてのポイントを
紹介していきました。
今後のリズムの練習に必要な要素なので
改めてチェックしてみて下さい。
このブログではこれまでミュートのことや
運指のことなどについても話してきましたが、
ベースという楽器は"リズム隊"と言われるだけあり、
ワンランク上のベーシストになるためにも
リズムを鍛えることこそ
最も基本であり
最も大事なことです。
逆に音色やフレーズ、機材などがどれだけ良くても
リズム感が悪いと
ベーシストとしてはすべて台無しです!
そうならないためにも、
今回はそんなリズムの練習時に
絶対に意識して欲しい
3つのポイントを紹介します。
それは、
1ずつ詳しく説明していきます!
①遅いテンポの練習も地道にやる価値あり!
運指の練習や速いフレーズを弾けるようになるための練習の場合、弾くのがちょっと難しいくらいの速さでやる方が鍛えられます。
しかし、リズムの練習においては、
"間違えずに弾ける速さ"で繰り返しやる。
↓
慣れたらBPM10上げてその速さでも間違えずに弾けるようになるまで繰り返す。
↓
慣れたらまたBPM10上げる
という進み方をして下さい。
また、リズムの練習は必ずしも速ければ速いほど難しいわけではありません。
例えば同じ4分音符でもBPM180の4分音符よりもBPM100の4分音符の方が、
音の長さが長いゆえの難しさがあります。
運指などの練習では、弾ける速さで
ゆっくり練習していてもあまり意味がないと
言われることもあります。
しかし、リズムの練習ではそれとは切り分けて考え、ある程度速く弾けるようになったら
定期的に遅いテンポに戻るようにしましょう。
②練習中、足や首などを動かさない
演奏する時、リズムを取る感じで
足や首を動かすと思います。
しかし、
リズムの練習でこれはNGです!
それは何故か
足も手も脳から信号を受け取り動いていますが、
足や首よりも手、手よりも口の方が、
信号に対して忠実に動きやすいのです。
つまり、
足や首でリズムを取ろうとしても精度が悪いので逆効果です。
試しに出来る限りの速いテンポで
「タカタカタカタカ」と
口ずさんでみて下さい。
そして、それと同じ速さで手をたたいて
みて下さい。
口ほどの速さで出来ないと思います。
同じく足でも試して下さい。
手よりも速さが出せないし、
やりづらかったと思います。
リズムという繊細な世界において
足でリズムを取ったり、
足のリズムに合わせるというのは無謀です。
(足でリズムを取るのを鍛えていれば話は別ですが)
足と首に関しては
迷わず確実に動かさない
意識を持って練習しましょう。
足や首が自然に動いてしまううちは、
演奏に注意を向けつつ、
足や首にも注意を向けて下さい。
その代わり声を発して、
その口の動きに合わせてベースを
弾いてみるという練習は効果的です。
"タカタカ"や"パタパタ"などがおすすめです。
③「出来る」というイメージをしっかり持つ
リズム感というものは、身体というよりは感覚によるものです。
なのでリズムの練習で重要なことは、
クリックをよく聴いて、正しいリズム感を
自分の中でちゃんと感じること。
そして、その正しいリズム感を
自分は刻むことが出来るという
イメージを持つことです。
いわゆる
根拠のない確信というやつです。
逆に「自分はリズム感が悪い」
というイメージを持っていると
体はその通りに動いてしまいます。
録音の話の時に、客観的に聴くと思ったより出来てなくて落ち込むという話をしました。
しかしここで大事なのは
「自分はリズム感が悪い」
と思うことではなく、
どこがどうダメだったのかを
客観的に理解して
次やる時に改善することです。
録音を聴き、自分のダメな所が分かったら、
「そこを直せばもっといいリズム感に近づける!」
という気持ちでやっていきましょう。
改めてまとめると、
①遅いテンポの練習も地道にやる価値あり!
②練習中、足や首などを動かさない
③「出来る」というイメージをしっかり持つ
これらを意識して練習して
リズム感を鍛えていきましょう。
繰り返しと継続によって技術は確実に上がります!!
ではまた次回!