こんにちは。よしです。
前回はリズム練習をするうえで意識するべき3つのポイントについてお話しました。
そして今回はリズム練習方法の例を
お伝えしようと思っていましたが、
その練習をやる上で
知っておいた方が良いポイントがあるので、
そちらをお先にお伝えします!
また解釈の話かと思ったかもしれませんが、
この解釈をしていないことは、
多くの人が気付いていない
リズム感が悪くなる
原因の1つなので、
是非チェックして
悪いリズム感の原因を潰しておきましょう!
まず質問ですが、
あなたはどのように
リズムを取っていますか?
拍を基準にしているでしょうか。
確かにメトロノームも1小節に4回、
つまり拍で鳴るというのが基本ですよね。
しかし!
ベーシストがリズムを取るのに
基準にすべきは
拍ではありません!
どういうことなのか
アナログ時計に例えてお話します。
大抵の場合アナログ時計で表面上、一番細かく
動いているように見えるのは秒針ですね。
「秒針」は1分間に60回動くので
BPM60の4分音符、つまり「拍」を刻んでいます。
時計は正確に時を刻んでいて、
時計を使う人は時間を知ることができます。
日常で時計を使う人は秒針まで分かれば
それ以上細かい所まで分かる必要はないですよね。
この"アナログ時計"を
"楽器を演奏するミュージシャン"に例えると
ミュージシャンは時計のように
より正確にリズムを刻む必要があります。
そしてそれを聴く人は、時計を使う人のように
拍よりも細かい音符が正確に判別できなくても
問題なく音楽を楽しめます。
では、
時計は何を基準にして動いているのでしょうか?
表面上、一番細かく見えた秒針が基準でしょうか?
違います。
時計の内側にある精密なギアの組み合わせや構成によって動いています。
これによって時計は正確に動けるのです。
つまり、ギアが基準であり、
秒針はあくまでもその結果です。
楽器を演奏するミュージシャンにとっても、
拍は基準ではなく結果なのです。
では、だいぶひっぱりましたが、
基準とは一体何なのか。
時計で例えた時のギアに当たるもの、
それは、
8分音符、16分音符、3連符など
拍よりも細かい
音符です!
時計のギアの精度が高いほど
正確に時を刻めるように、
演奏者も基準にしている音符が細かいほど
正確にリズムを刻めるというわけです。
そもそも4分音符、
8分音符という言葉がありますが、
1小節ずっと音を伸ばすのが全音符が基準で、
それを2分割したものが2分音符、4分割が4分音符、
8分割が8分音符...という風になっています。
この言葉通りに解釈すると、
1小節という大きいものが基準で
それを割っていくものと感じてしまいます。
しかし実際は
「細かい音符が先にあって、
それを足して繋げると
長い音符になる」
というのが正しいリズムの解釈です。
一瞬一瞬の細かい音が積み重なって1拍になり、
1小節になり、という風になっていくものなのです。
前回の記事で「足でリズムを取るな」と言ったのもこういうことです。
足で8分音符を刻んだりしないですよね、普通(笑)
まずは、4分音符ではなく8分音符を
基準にリズムを取る意識で
練習してみましょう。
次回はそれを身に着けやすい
具体的な練習方法をお伝えします。
それではまた!