楽器や機材選びだけじゃない!音作りの大事なポイント

こんにちは。よしです。

 

前回はベースの音作りで迷ったときにすべきことを紹介しました。

 

yoshi-serkl.hatenablog.com

 

目標にする音は決まりましたか?

 

そもそも音作りと言うと、

ベース本体や機材を揃えたり

ということの方が

イメージしやすいかもしれません。

 

もちろん目標にした音色に近づくためには

ベース本体など機材を集めることも必要でしょう。

 

しかし、そこだけを求めていくことは

音作りの本質を見失っている

と言えます。

 

 

前回、まずは自分の出したい音を

決めることが大事だとお伝えしました。

 

そして最終的に音色は

自分の手が生み出すものです。

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例えば、高級な機材を使っていても

音色のイメージ通りの

ピッキングが出来ていなければ、

鳴らしたい音色にはならないでしょう。

 

ベースの音色はグルーヴにも影響するので

 

狙い通りの音が

鳴らせないベーシストは

格好良いプレイも出来ません。

 

 

そう。

音作りに大事なのは、

 

音色のイメージを

持っていることと、

 

それを実現化できる経験、

スキルなんです。

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これができていれば、

使う機材を変えたとしても

狙い通りの音にすることが出来ます。

 

狙い通りの音を出せるベーシストは

周りの目を引くことができ、

音色面でバンドを引っ張って

いくことが出来ます。

 

 

それでは、音作りで大事なポイントを

お伝えしていきます。

 

1ずつ詳しく説明していきます!

 

①低音への認識と使う弦による違い

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まず、音色の話をする時は、

「細い音」↔「太い音」

「軽い音」↔「重い音」

「固い音」↔「柔らかい音」

「シャープな音」↔「もわっとした音」

という表現が使われます。

 

 

音作りを考えるには、

これらの表現の言葉と実際の音が

頭の中で結びついている必要があります。

 

これが具体的に分かりやすい方法は、

各弦による音色の違いを

実感することです。

 

たとえば、次の4つのポジションを

(ヘッドホンアンプ等)アンプの音で

弾いてみて下さい

 

「1弦2フレット」

「2弦7フレット」

「3弦12フレット」

「4弦17フレット」

 

この4つはすべて

"同じオクターブのAの音"が鳴ります。

 

しかし、この4つを聴き比べた時

音階」は同じでも「音色」が違うことが

分かると思います。

 

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1弦側、細い弦になるほど、

「細い音」

「軽い音」

「固い音」

「シャープな音」

 

4弦側、太い弦になるほど、

「太い音」

「重い音」

「柔らかい音」

「もわっとした音」

 

という風になっていきます。

 

この違いを利用して

同じ音階でもポジションの違いで

曲に応じて適した音色に出来ます。

 

 

例えば、16分音符(休符)が多かったり

速くて細かいフレーズだったら

太い側の弦より細い弦側を使う方が

適した音色でしょう。

 

重いダンベルを素早く振り回すのは

無理なように、

ベースの音も、太い側の弦の重い音は

素早く動かすには不向きです。

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このように音の特性を分かっていれば

曲や周りの音に合った音作り

出来るようになります。

 

もちろん、フレーズの中で運指的に

動かしやすいポジションで弾くのを

優先すべきですが、

 

意識して変えられそうな所は変えてみると

良いでしょう。

 

 

②右手の奏法、ピッキング位置による違い

 

今度は右手ですね。

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さっきの音色の表現に従って言うと、

 

指弾きよりもピック弾きの方が

 

「細い音」

「軽い音」

「固い音」

「シャープな音」

 

側になり、

スラップだと更に

こちら寄りになる感じですね。

 

また、ピッキングの位置で言えば

ブリッジ側で弾く方が、

「細い音」

「軽い音」

「固い音」

「シャープな音」

 

ネック側で弾く方が、

「太い音」

「重い音」

「柔らかい音」

「もわっとした音」

になります。

 

これも①と同じ様に弾き比べて

実感してみて下さい。

 

 

③EQの使い方

 

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左右の手の話に加えてEQについても

少しお話します。

 

これまでお伝えしてきた「細い音」「太い音」の特性が分かっていれば分かりやすいでしょう。

 

EQを効果的使った音作りの方法を

お伝えします。

 

EQのつまみの数に関わらず

以下のステップに従ってやって下さい。

 

・まずはフラットな状態

=全てのつまみが真ん中くらいの

位置から初めて弾いてみる。

 

まずはフラットにする、

その環境下でのスタンダードな音を

知ることがまず必須です。

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・「太い音」などの低音成分が

多いと感じたら

低音側のつまみを下げる。

 

低音成分、高音成分という

言い方をしますが、

ベースの音色の鍵を握るのはやはり

低音の扱い方です。

 

低音成分の方が存在を

実感しやすいので

先に解決するのです。

 

低音成分は多過ぎるともわっとし過ぎて

音がぼやけてしまうので、

そうならないように下げていきます。

 

・「太い音」などの低音成分が

足りないと感じたら

"音量を上げてみてる"。

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低音成分音の迫力にも直結するので

ここで"音量を上げます"

 

なぜ音量を上げるのかというと、

 

まず音色的に余分な分下げたのに同じ所を

上げるのは意味ないですよね。

 

そして、実はそのまま音量を上げるだけで

音の迫力、音圧感は意外と稼げます。

  

・そこで「細い音」など高音成分

がうるさいと感じたら

高音側のつまみを下げる。

 

そして、音量を上げた所で過剰に聴こえた

高音成分を削れば良いわけです。

 

 

まずは左手のポジションや、

右手のピッキング位置など色々試して

音色の違いを実感してみましょう!

 

 

それではまた次回!